ニュース 電子 作成日:2017年7月5日_記事番号:T00071488
ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、中国のインターネット動画配信サービス大手、楽視網信息技術(LeEco)の貸倒引当金をさらに7億台湾元(約26億円)計上しなければならないもようだ。中国メディアの報道によると、資金難が深刻化する楽視網は3日、賈躍亭董事長夫妻の資産12億人民元(約200億円)の仮差し押さえが裁判所に認められた。5日付蘋果日報などが報じた。
コンパルは昨年第3四半期から3四半期連続で、楽視網の貸倒引当金を計17億3,500万元計上した。米国の証券会社の推計によると、今年第2四半期に4億元、第3四半期に3億元計上しなければならず、合計24億3,500万元に上る見通しだ。
コンパルは、楽視網からの代金回収状況をみて、楽視網の増資に応じるかを決定すると明かした。当初の計画では、楽視網の子会社に7億人民元を出資し、6月21日に株式2.1%を受け取るはずだった。
楽視網は昨年11月に資金難が発覚し、楽視網の携帯電話を受託生産するコンパルは当初、「同じ船に乗る仲」と支援を表明していた。ただ、楽視網の状況は悪化する一方で、携帯電話市場からの撤退も計画しており、直近2~3カ月はコンパルへの代金支払いが滞っている。
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