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自動車各社のQ1業績、全面悪化


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年5月1日_記事番号:T00007149

自動車各社のQ1業績、全面悪化


 域内市場の冷え込みと為替差損の拡大により、自動車関連各社の第1四半期業績は、三陽工業が5年ぶりに損失を計上するなど全面的に落ち込んだ。この事態を受け、中華汽車工業の厳凱泰総経理は、従業員の士気向上のため自ら報酬を受け取らないことを決めた。ただ、厳総経理は「自動車市場は下半期徐々に回復に向かう」と楽観的な見通しも語っている。1日付経済日報が報じた。
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 自動車業界関係者によると、第1四半期は新車販売台数が前年同期比で2割減少し、多くの企業で基本ベースの経済規模を維持することができなかったという。

 また、ドル安による為替差損も業績悪化の大きな要因となっており、中華汽車、三陽、裕隆日産の第1四半期の為替差損は合計で2億1,700万元に上った。特に三陽は、もともと第1四半期は黒字となるとみていたが、為替差損が膨らみ1億2,300万元の赤字を計上した。

 自動車販売最大手、トヨタ系和泰汽車でも、第1四半期純利益は10億台湾元(約34億3,000万円)水準を維持し、1株当たりの利益(EPS)も1.92元となったものの、昨年同期比4.9%の減少となった。