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中華航空、ニューヨーク線の運航停止検討


ニュース 運輸 作成日:2017年7月5日_記事番号:T00071501

中華航空、ニューヨーク線の運航停止検討

 中華航空(チャイナエアライン)が台北(桃園)~ニューヨーク線の運航停止を検討している。同路線で年間1億台湾元(約3億7,000万円)以上の赤字が続いているほか、昨年6月に起きた客室乗務員によるストライキをきっかけに年間の人件費が約17億元増えたことが要因とみられる。5日付自由時報が報じた。

/date/2017/07/05/13ny_2.jpgニューヨーク線は就航便数が多く、競争が激化している(4日=中央社)

 中華航空は、ニューヨーク線の運航を停止するかは依然検討中で、具体的な日程も未定と強調。夏休みシーズンの運航に影響はない上、デルタ航空との提携は続けるため、ロサンゼルス、サンフランシスコからニューヨークへ乗り継ぎができると説明した。

 中華航空は34年前にニューヨーク線に就航した。2015年より桃園からの直航便を週5便運航しており、今年5月の搭乗率は9割に達したが、便数が競合他社と比べ少ないためビジネス客の利用が増えず、航空券の価格が平均2万6,000~3万6,000元と安い。1年を通じて黒字の月は2カ月しかないようだ。今年1~4月の損失は3億元に達したとされる。