ニュース 社会 作成日:2017年7月5日_記事番号:T00071504
台湾で開催される過去最大規模の国際スポーツ大会、台北ユニバーシアードが8月19日に開幕を迎える。しかし、開幕式のチケットは既に80%以上売れているものの、観戦チケットは全体の8割以上、閉会式にいたってはほぼ9割が売れ残っている状況だ。
台北市は公園や道路の植え込みに、植木を選手をかたどって刈り込むなど、雰囲気の盛り上げに努めている(中央社)
台北陸上競技場(松山区)で開催される台北ユニバーシアード開幕式には、人気歌手の王力宏(ワン・リーホン)やA-Lin、2015年のチャイコフスキー国際コンクールで2位に輝いたバイオリン奏者、曽宇謙、世界的サーカス集団、シルク・ドゥ・ソレイユのメンバー、張逸軍ら豪華な顔ぶれがパフォーマンスを披露するとあって800~3,500台湾元(約3,000~1万3,000円)の入場券は6月末現在で84%が売れている。
しかし、各競技の観戦チケットは予選日が200元、決勝日が300元と比較的安く、団体購入の場合はさらに大幅な割引が受けられるにもかかわらず、11%しか売れていない。予選日から決勝日までの通しチケットも88%が売れ残っている状況だ。
これについてユニバーシアード実行委員会は、競技日程がまだ確定していないためと説明。個人競技の出場登録期限の7月19日以降に日程や対戦組み合わせが発表された後、チケットの購買意欲は高まるとの見通しを示した。なおバドミントンや重量挙げ、卓球など、台湾の有力選手が出場する競技の決勝日チケットは既にほぼ完売状態となっているそうだ。
一方、8月30日に行われる閉会式について実行委員会は「まだ時間があるため購買意欲が低い」としつつ、広報活動が十分ではないことを認めた。その上で、閉会式のプログラム企画を担当する台北市文化局を通じて強くアピールしていくとコメント。文化局も今後、式でパフォーマンスを披露する歌手やグループのインタビュー映像を放映したり、フェイスブック(FB)などのSNSを通じたPR活動を強化していくと表明した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722