ニュース 医薬 作成日:2017年7月6日_記事番号:T00071522
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は5日、先ごろ通関で、中国から台湾へ送付された貨物の中から日本製便秘薬の模倣品が発見されたと発表。検査の結果、模倣品には台湾で販売が禁じられている薬物が含まれていたことが分かり、TFDAは市民に対し、出所不明の医薬品は購入しないよう注意を呼び掛けている。6日付中国時報が報じた。
模倣品(左)は、外観は正規品とそっくりだ(5日=中央社)
今回発見された模倣品は、日本ブランドの人気便秘薬とほぼ同じ外箱を使用しているものの、中には正規品のピンク色ではなく緑色の錠剤が入っていた。さらに検査の結果、模倣品には動悸、不整脈などを引き起こし、死につながる可能性もあるとして台湾で販売が禁止されているダイエット薬「シブトラミン」(販売名・リダクティルなど)や発がん性が疑われるフェノールフタレイン成分が検出された。
TFDA薬品組の戴雪詠副組長は、便秘に悩む市民は、恥ずかしさから診察を受けず、インターネットで購入したり、知人などに海外から送ってもらった医薬品を使用することが多いと考えられると指摘。しかし、こういった薬はTFDAの管理を受けておらず、偽物の可能性がある上、健康に問題が生じても薬害として救済措置を申請できないと強調した。
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