ニュース 社会 作成日:2017年7月6日_記事番号:T00071534
5日午前7時ごろ、屏東県万丹郷竹林村のプラスチック製パレット業者「鳳栄公司」から出火した。大量の可燃性物質に引火したため、消火作業が難航。29時間後の6日正午に鎮火した。6日付自由時報などが伝えた。
立ち上る巨大な黒煙を目にした市民らは不安に襲われた(5日=中央社)
火災現場からは黒煙が上空高くまで立ち上り、高雄市や台南市からも見え、日本の気象衛星による観測写真にも煙が捉えられた。
現場では不完全燃焼で有害な煙が発生し、高雄市の大寮、林園、大樹、美濃の各方面に広がった。高雄市政府は粒子状物質PM10を観測。屏東県、高雄市の市民に対し、マスク着用、手洗い、水分補給、農作物はしっかり洗うことなどが呼び掛けられている。
屏東県消防局は化学消防車など2日で延べ76台、197人を現場に出動させ、徹夜で消火作業を進めた。
火災をきっかけに、鳳栄は30年以上前に設立したものの、登記していない違法工場だったことが分かった。大気汚染防止法違反で10万~100万台湾元(約37万~370万円)、違法工場で6万~30万元の罰金が科される見通しだ。
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