ニュース 電子 作成日:2017年7月7日_記事番号:T00071539
鴻海精密工業の米国での第10.5世代パネル工場計画をはじめ、世界で5基の超大型パネル工場新設が観測されているほか、既に4基の超大型パネル工場設置計画が公表されている。これら9基が全て稼働すれば、供給過剰に陥り、パネル業界に暗黒期が再来する懸念がある。7日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、超大型パネル工場9基の投資額は合計2兆台湾元(約7兆4,300億円)で、月産能力は89万枚(ガラス基板投入枚数)。ガラス基板の利用率95%で計算すれば、液晶パネル生産面積は年間1億平方メートル増える。ただ、2016年のテレビ用パネル出荷面積は1億3,000万平方メートルにすぎない。
しかもテレビ市場は既に飽和状態のため、出荷台数の拡大は見込めない。そのため、22年に新工場9基がフル稼働で生産するなら、テレビ平均画面サイズを56インチまで拡大させる必要があるが現実的でない。
新工場9基のほかにも、17~18年に第8.6世代工場4基と第8.5世代工場1基の稼働が控えている。
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