ニュース
電子
作成日:2008年5月1日_記事番号:T00007154
華映の次世代パネル工場、6月に決定
中華映管(CPT)の林蔚山董事長は30日の業績説明会で、次世代パネル工場の設立計画について、現在提携パートナーを模索中で、6月末までには決定する見通しだと語った。場所は中部科学工業園区(中科)や南部科学工業園区(南科)を検討しているという。1日付経済日報が報じた。
業績説明会での発表によると、第1四半期の連結売上高は、前年同期比35%増、前期比11.9%減の402億4,000万台湾元(約1,380億円)だった。粗利益は73億8,800万元で、営業利益は37億8,200万元、純利益は51億1,800万元だった。第2四半期のパネルの供給は需要を1%上回るのみで、第3四半期は需給逼迫(ひっぱく)状態になると予測。このため、大型パネルの通年の出荷枚数を2,870万枚に上方修正した。
瀚宇彩晶(ハンスター)傘下のカラーフィルター(CF)製造の和鑫光電(シンテック・フォトロニック)から買収した2工場については、中小型CFをすべて自社で製造することで、1枚当たり400元のコスト削減ができると評価した。
同社の林鎮弘前董事長が大同公司の董事会への復帰を目指して、株主の委任状を集めていたが断念し、経営権争いに決着がついたという観測について、林鎮弘氏の兄である林蔚山董事長はメディアの質問にコメントを控えた。