ニュース 政治 作成日:2017年7月7日_記事番号:T00071561
7日は盧溝橋事件から80周年に当たり、中台の民間団体は6日、中国・江蘇省南京市で「中華民族抗日戦争史学学術シンポジウム」を開き、台湾側からは郝柏村・元行政院長(97)ら退役軍人10人が出席した。7日付聯合報が伝えた。
郝元行政院長は開幕式であいさつし、「国共両党は対日抗戦でいずれも貢献と犠牲があった。これは共同の光栄であり、後の世代に語り継ぐべきだ」と訴えた。
中国側から出席した方祖岐・南京軍区元政治委員は「(対日)抗戦当時、国民党は前線で、共産党は敵の背後を戦場とし、双方で抗日戦場を形成した。どちらも欠くことはできなかった」と述べた。
中国では従来、日中戦争当時の国民党軍の役割を過小評価する傾向があったが、近年は見直しが進んでおり、発言内容はそうしたムードを反映したものと言える。背景には国民党との関係改善が中台統一工作に有利だとの判断がある。
郝元行政院長は「抗戦期間に国共が相互協力したという主張は問題がないはずだ」としたが、「協力程度がどうだったかは別問題だ」と述べた。
ただ、台湾政府の反応は冷ややかだ。行政院大陸委員会(陸委会)の張小月主任委員は、中国側の一連の行事について、「一方的な歴史歪曲(わいきょく)に反対する。記念行事を政治的対立や統一工作の道具とすることはさらに容認しがたい」とコメントした。
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