ニュース 電子 作成日:2017年7月10日_記事番号:T00071565
モバイル端末用半導体大手のクアルコムは6日、同社の特許を侵害しているとしてアップルをカリフォルニア州サンディエゴの米連邦地裁に提訴。さらに同様の内容で米国際貿易委員会(ITC)にも訴えを起こし、アップルのスマートフォン「iPhone」の一部について米国輸入差し止めを申し立てた。これにより、クアルコムとともにiPhoneにベースバンドチップを供給するインテルの受託生産を担う台湾積体電路製造(TSMC)にも影響が懸念される。8日付経済日報が報じた。
クアルコムは、携帯電話に関する6件の特許を侵害されたと主張した。アップルがこれら特許技術を使用しながらライセンス料を支払っていないとして、アジアで製造されたクアルコムのチップを搭載していないiPhoneの米国輸入差し止めを求めた。
ただ、こうした訴訟は時間がかかるため、iPhone販売に直ちに影響が出ることはないとみられる。
なお下半期に発売が見込まれる次世代iPhoneではクアルコムとインテルがベースバンドチップを供給するとされるが、クアルコムとの間で特許紛争が勃発して以降、アップルはクアルコムからの調達比率を従来の65%から35%まで引き下げるといった観測が出ている。
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