ニュース 電子 作成日:2017年7月10日_記事番号:T00071566
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が7日発表した6月連結売上高は218億9,400万台湾元(約820億円)で、前月比18.75%増、前年同月比11.97%減となった。第2四半期連結では前期比3.56%増の580億7,900万元で、同社による予測レンジの中間水準となり、市場予測とも合致した。8日付工商時報が報じた。
証券会社によると、メディアテックは第2四半期、中国でのスマートフォンの在庫調整が長引いたため不振が続いたが、6月になってようやく顧客が調達を再開した。このため、粗利益率は第1四半期から横ばいか若干下回る見通しで、引き続き最低値を探る段階だ。1株当たり利益(EPS)は1元前後と予想される。
粗利益率の低下はクアルコムとの価格競争が主要原因だが、蔡明介(ミンカイ・ツァイ)董事長は先日、下半期に新製品を発売することでシェアと粗利益率が徐々に回復するとの見方を示している。新製品はHelio P シリーズの「P23」「P30」で、第3四半期に台湾積体電路製造(TSMC)で生産、第4四半期に出荷する。メディアテックの業績は、第3四半期は伸びが限定的でも、第4四半期には回復できる見通しだ。
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