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マイクロン桃園工場N2停止、アップル受注流出も


ニュース 電子 作成日:2017年7月10日_記事番号:T00071568

マイクロン桃園工場N2停止、アップル受注流出も

 米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーの桃園市亀山区の12インチウエハー工場「N2」で先週、窒素ガス漏えい事故によりDRAM生産設備100台以上が停止したことで、アップルが韓国のサムスン電子やSKハイニックスからのDRAM調達を増やす可能性がある。N2工場は主にアップルのスマートフォン「iPhone」向けに低消費電力(LP)DDR4 DRAMを生産している。10日付経済日報が報じた。

 設備業者によると、稼働再開には事故の原因となった高純度窒素ガス生成装置の交換が必要で、マイクロンは輸入でなく、台湾域内メーカーからの調達を急いでいる。ただ、短期間での再開は難しい見通しだ。

 今回の事故によりマイクロンはウエハー5万枚が影響を受けた。うち5,000~1万枚を処分し、残り4万枚は検査後、B級品とするか破棄するかになる。桃園工場の月産能力はN1、N2工場合わせてウエハー投入枚数12万枚。7月生産量は1万~1万5,000枚減少する見通しだ。

 DRAMスポット価格は2.8~3.5%上昇し、アップル以外のメーカーにも影響が及んでいる。