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鴻海、Q1は前期比39%減益


ニュース 電子 作成日:2008年5月1日_記事番号:T00007157

鴻海、Q1は前期比39%減益

 
 鴻海精密工業は30日、オフシーズンに当たる第1四半期の売上高は、前年同期比22.25%増、前期比27%マイナスの3,018億台湾元(約1兆356億円)となったと発表した。同期純利益は160億7,400万元で前期比39.4%マイナスとなったが前年同期比では2.85%の成長となっており、ほぼ市場の予測通りとなった。1株当たりの利益(EPS)が2.56元だった。1日付経済日報が報じた。
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 鴻海の広報は、第1四半期は電子業界のオフシーズンに当たり、さらに今年は米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題による影響で世界経済の見通しが悪くなる中、同社の第1四半期は想定範囲内だったと説明した。

 最近、鴻海は米アップルの第2世代iPhone2,500万台を受注したと報じられ、また、米サンミナSCIの製造設備の一部を取得したことによりIBMやヒューレット・パッカード(HP)からの受注が見込まれるなど、今期から業績は上昇に向かうと経済日報では予想している。

 また、鴻海グループ傘下主要5社の同期純利益の合計は209億3,700万元で、前年同期比12.5%成長となったが、前期比では41.3%の減少となった。