ニュース 機械 作成日:2017年7月11日_記事番号:T00071599
工作機械の業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)の統計によると、上半期の機械設備輸出額は前年同期比14.7%増の117億5,000万米ドルで、同期として過去最高となった。上半期の生産額は5,000億台湾元(約1兆8,700億円)を初めて上回り、王正青TAMI秘書長は年間で1兆元が見込めると述べた。11日付工商時報が報じた。
6月の機械設備輸出額は20億2,000万米ドルで前年同期比16.8%増だった。
王秘書長は、中国企業がIoT(モノのインターネット)、ビックデータのために台湾からスマート化、自動化、カスタムメイドの機械設備を調達していると指摘した。
業界では、今年に入り中国、欧州、東南アジアの受注が増えたとの声が多い。ただ、ボールねじ、リニアガイドなどの基幹部品メーカーや、板金、金型などの加工メーカーは労働基準法(労基法)改正による一例一休(週休2日制)導入や時間外労働時間の月46時間の上限により、納期通りに納品できず、完成品メーカーの生産も遅延しているという。また、上半期は一時1米ドル=30元を割り込むなど台湾元高で、売るほど損失が出たが、下半期は赤字脱却を目指す。
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