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高雄タロコパーク、新光三越が買収


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年7月11日_記事番号:T00071603

高雄タロコパーク、新光三越が買収

 大魯閣実業(旧・大魯閣繊維)は10日、高雄市前鎮区の複合商業施設、大魯閣草衙道(タロコパーク)の株式60%を新光三越百貨に譲渡すると発表した。譲渡額は11億7,000万台湾元(約44億円)。第4四半期に実行する予定だ。両社は今後、中台の体験型ショッピングセンター(SC)でも提携する可能性がある。11日付蘋果日報などが報じた。

 大魯閣実業の主管は、タロコパークは新光三越が経営することで収益力が向上し、黒字転換が期待できると語った。タロコパークは昨年5月にオープンし、1年で延べ1,200万人以上が来場したが、物販が伸びず、年間売上高は30億元余りと当初計画の50億元を下回った。昨年は損失1億元以上、今年上半期も約3,000万元を計上したという。

 大魯閣実業傘下の大魯閣開発は、タロコパークのほか、台中大魯閣新時代(タロコモール)を15年7月にオープンしており、今年末には新竹市に大魯閣湳雅広場をオープンする予定だ。中国でも重慶、上海、杭州など7店舗を展開している。

 新光三越は、8月に重慶店をオープンする予定だ。