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王令麟東森総裁、インサイダー取引で追起訴


ニュース 社会 作成日:2008年5月2日_記事番号:T00007163

王令麟東森総裁、インサイダー取引で追起訴

 
 メディア大手東森媒体集団総裁の王令麟被告らが多額の会社資金を着服したなどとして起訴された事件で、台北地検は1日、プライベート・ファンドのカーライル・グループが東森媒体株式を取得した際に東森国際東森国際株のインサイダー取引を行い、2,020万台湾元(約6,937万円)の不当利得を上げていたとして、王被告と東森得易購の林登裕董事長を追起訴した。王被告は既に背任などの罪で懲役28年を求刑されている。2日付経済日報が伝えた。

 検察によると、カーライル・グループは東森媒体の株式53%を保有する王被告と2006年2月から接触を開始。同年4月24日に株式譲渡契約を結んだ。その上で、王被告は東森媒体に18%を出資する上場企業の東森国際にカーライルと東森媒体による株式譲渡契約の公表を故意に遅らせるよう指示し、その間に東森国際の株式を大量取得。同年7月7日に情報が公表された時点で売り抜けていた。