ニュース 農林水産 作成日:2017年7月12日_記事番号:T00071636
「養豚大国」とされてきた台湾だが、過去20年間で養豚農家が1万8,000戸減少したことが行政院農業委員会(農委会)の統計で明らかになった。豚の飼育頭数も減少しており、豚肉価格が高止まりする原因となっている。12日付自由時報が伝えた。
養豚農家の数は1996年4月には2万6,301戸あったが、97年の口蹄疫流行などをきっかけに減り続け、昨年11月には7,609戸にまで落ち込んだ。豚の飼育頭数もピークの96年11月には1,069万頭に達していたが、今年5月時点で538万7,254頭にとどまっている。
飼育頭数が豚肉の需要に追い付かなくなり、台湾産豚肉の価格は今年2月以降、じり高となっており、11日には1キログラム81.6台湾元(約304円)と80元を突破した。
養豚農家からは、環境への配慮、気候不順、伝染病防止などでコストがかさみ、多くの農家が離農しているとの指摘が出た。
農委会は、学校や住宅の周辺に養豚場を設置することを禁じた畜牧場管理自治条例を制定する自治体が増えたことも一因とみている。
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