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「中道の馬英九路線で行く」、馬次期総統が強調


ニュース 政治 作成日:2008年5月2日_記事番号:T00007165

「中道の馬英九路線で行く」、馬次期総統が強調

 
 馬英九次期総統は1日、本土派政党、台湾団結聯盟(台聯)の頼幸媛・前立法委員を行政院大陸委員会主任委員に任命したことについて、台聯の精神的指導者である李登輝前総統の「戒急容忍」(「急がず慌てず」の対中投資方針)路線に接近するのではないかという憶測を明確に否定した上で、「中道である馬英九路線で行く」という考えを強調した。2日付中国時報が報じた。

 馬氏の発言は香港・鳳凰衛視の単独インタビューに対し行ったもの。?氏は国民党の「中国熱」を冷ますために起用したという見方も否定し、「今後の大陸政策において、さらに広範な社会的基盤を持てるようにするためだ」と改めて指摘した。 

 馬氏はまた、「今後は『1992年の共通認識(92共識)』という言葉をできるだけ使わないようにすると馬氏自身が表明した」という、黄昆輝台聯主席の発言について、「そんな発言はしていない」と否定した。

 馬氏は「92共識」について、「一つの中国、それぞれの解釈」だと認識していると説明し、「われわれにとっての『それぞれの解釈』は中華民国であり、中国にとっての『それぞれの解釈』は中華人民共和国だ。われわれが自身の見解を持つのを認めるということなのだ」と解説した。