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食器用洗剤、南僑・花仙子に不当表示指摘


ニュース 石油・化学 作成日:2017年7月13日_記事番号:T00071658

食器用洗剤、南僑・花仙子に不当表示指摘

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は12日、市販の食器および野菜・果物洗浄用洗剤に関する調査結果を発表。これによると、南僑化学工業や花仙子(FARCENT)、毛宝といった大手洗剤メーカーの販売する商品に対し、「全ての成分が表示されていない」、「天然、無毒とうたっている」など不当表示に関する違反が指摘された。13日付蘋果日報が報じた。

 TFDAは今年5月、食器・食品用洗剤について「食品級(口に入れても害がない)」「無毒」などといった表示を行ってはならない、また100%天然または有機原料を使用していない限り「天然」や「有機」といった表示を行ってはならないとの規定を導入した。

 TFDAは今年4~5月に量販店やスーパーマーケット、レストラン、夜市(ナイトマーケット)などで調査を実施。その結果、調査対象となった236商品のうち61件で違反が見つかった。

 違反が指摘されたのは▽南僑の「水晶肥皂食器洗滌液」、全ての成分が表示されていない▽花仙子の「潔浄大師洗碗精」、主成分が未表示▽毛宝の「天然洗浄剤」、「天然」表記の使用──など。各社に対しては法に基づき3万~400万台湾元(約11万~1,500万円)の罰金が科せられる。