ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

パラグアイ大統領の「蒋介石」発言、外交部通訳が訳さず


ニュース 政治 作成日:2017年7月13日_記事番号:T00071667

パラグアイ大統領の「蒋介石」発言、外交部通訳が訳さず

 中華民国との国交樹立60周年に合わせて台湾を訪問しているパラグアイのカルテス大統領が12日、儀仗(ぎじょう)隊による栄誉礼を受けた際のあいさつで、3回にわたり蒋介石元総統に言及したものの、台湾外交部の通訳が「蒋介石」という部分をいずれも訳さず、論議を呼んでいる。13日付蘋果日報が伝えた。

/date/2017/07/13/18paraguay_2.jpg蔡英文総統(右)とカルテス大統領(左)は経済協力協定締結後、祝杯を上げた(12日=中央社)

 これについて、外交部は「通訳漏れに関しては真剣に改善を進める。パラグアイ側にも説明した」とする一方、通訳漏れがあった原因については詳細な言及を避けた。

 カルテス大統領はスペイン語で「パラグアイ人は台湾人と同様に情義を重んじ、歴史上国家の尊厳を守った蒋介石のような烈士、愛国者に感謝することを忘れない」などと述べ、中華民国政府が台湾に移って以降の蒋元総統の「功績」を評価した。

 一方、台湾とパラグアイが同日結んだ経済協定の内容が明らかになった。

 経済部が明らかにした関税引き下げリストによると、台湾はパラグアイ産牛肉について、クオータ(割当量)の範囲内で関税を撤廃する。パラグアイは台湾製インクなどに南米南部共同市場(メルコスール)の税率よりも低い税率を適用する。