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作成日：2008年5月2日_記事番号：T00007167
遠東航の資金繰り窮迫、来週に業務停止も
経営危機に陥っている遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）航空の資金繰りが、いよいよ窮迫の度合いを増してきたもようだ。同社の見積もりによると、手元資金では来週を持ちこたえるのが精いっぱいで、新たな出資者が決まらない場合、業務停止に追い込まれる。２日付中国時報が報じた。
これまでの報道によると、遠東航に対しては、格安航空でシンガポールに拠点を置くジェットスター・アジアとマレーシアのエア・アジアが出資に関心を示している。
ジェットスター・アジアは、１日に出資を行うかどうかの決定と伝える意向だったということだが、同日は結局、回答を行わなかった。また、エア・アジアは５日に関係者が台湾を訪れて遠東航に対する実地調査を行うという。この２社とも出資を行わないということになれば、遠東航は倒産する可能性が高くなる。
遠東航は従業員の給料を満額支給できない状況が続いており、従業員300人は１日、未払い分が今月15日までに支給されない場合、労務の提供を行わないという決議を行った。
