ニュース 電子 作成日:2017年7月14日_記事番号:T00071672
半導体メモリー大手、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は、NOR型フラッシュメモリー生産能力が下半期、スマートフォン大手のサムスン電子やアップルなどによる予約で満杯となったもようだ。来年上半期分にも予約が殺到しているという。14日付工商時報が報じた。
スマホに搭載するアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネル、およびTDDI(タッチ制御と液晶ドライバの統合IC)にNOR型フラッシュメモリーが必要なため、供給不足となっている。
ウィンボンドのNOR型フラッシュメモリーはアップルのノートパソコン「MacBook(マックブック)」に採用されたほか、アップルのスマホ次世代機種「iPhone8」向けに5.8インチのAMOLEDパネルを供給するサムスンから独占受注したとみられる。このほか、▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽広東欧珀移動通信(OPPO)▽維沃移動通信(vivo)──なども下半期のTDDI搭載スマホ新製品にウィンボンドのNOR型フラッシュメモリーを採用するとみられる。
ウィンボンドは今年、NOR型フラッシュメモリーの生産能力拡大を進めている。中部科学工業園区(中科)工場の月産能力は現在の4万3,000~4万4,000枚から年末に4万8,000枚まで増える見通しだ。
NOR型フラッシュメモリー価格は上半期に10%上昇しており、証券会社は、第3四半期にさらに15~20%上昇すると予測した。
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