市場調査会社、ガートナーが13日発表した統計によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）と宏碁（エイサー）は第２四半期パソコン出荷台数がいずれも前年同期比で２桁減少した。14日付工商時報などが報じた。
ＡＳＵＳは403万6,000台（前年同期比10.3％減、市場シェア6.6％）で４位。エイサーは385万台（12.5％減、シェア6.3％）で５位だった。
首位に返り咲いたＨＰは1,269万台（前年同期比3.3％増、シェア20.8％）と、５四半期連続の成長だった。ガートナーは、消費者向けのＰＣ販売、マーケティングの効果が表れたと分析した。
これまで４四半期連続で首位だった聯想集団（レノボ）は1,218万8,000台（8.4％減、シェア19.9％）で２位に転落した。ガートナーは、コスト上昇を販売価格に転嫁したことが成長を抑制したと指摘した。
３位はデルで955万7,000台（1.4％増、シェア15.6％）、４位はアップルで423万6,000台（0.4％減、シェア6.9％）だった。
全世界の第２四半期ＰＣ出荷台数は6,110万5,000台で前年同期比4.3％減だった。前年割れは11四半期連続。一部部品の供給不足、ＰＣ価格の上昇が響いた。消費者のスマートフォンやタブレット端末購入もＰＣ出荷に打撃を及ぼした。
