ニュース 電子 作成日:2017年7月14日_記事番号:T00071675
スマートフォン用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)が13日発表した第2四半期純利益は47億1,400万台湾元(約180億円)で前期比3.5%減少した。売上高は113億1,400万元で前期比4.7%増だったが、粗利益率が前期比4.45ポイント下落の66.49%と、過去4四半期で最低になったためだ。14日付経済日報などが報じた。
林恩平執行長は、粗利益率の下落は、新製品の出荷で歩留まり率が下がったことや、為替の影響が理由と説明した。また、上半期に一部の顧客が発注したり取り消したりしたことで、生産スケジュールが混乱したことも一因と述べた。市場では、中国のスマホブランド大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、広東欧珀移動通信(OPPO)、維沃移動通信(vivo)が薄型かつ大口径など厳しい要求を突き付け、生産の難易度が上がったとみられている。
林執行長は、7枚構成(7P)プラスチックレンズをサンプル出荷済みで、大口径化もスマホレンズの傾向だと指摘した。アップルの次世代スマホiPhone8はフロントカメラにも3Dセンサー対応レンズを搭載し、ラーガンの下半期業績に貢献するとみられている。
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