ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年7月14日_記事番号:T00071678
中国鋼鉄(CSC)の子会社で、磁性材料の製造を手掛ける高科磁技(Himag Magnetic)が川下メーカーの秀波電子(スーパー・エレクトロニクス)などと合弁で設立したフェライト磁石や磁石材料を生産する新会社「磁科公司」は現在、第2期生産ラインの建設を進めており、年末にも稼働する見通しだ。主に磁石を生産する同ラインの月産能力は150トンで、日本の自動車や家電関連メーカーを主要顧客とし、台湾、中国、日本、欧州などに出荷する。14日付工商時報が報じた。
磁科は、高科磁技が52%、秀波電子が40%など4億台湾元(約15億円)を出資して経済部加工出口区(輸出加工区)屏東園区に設立され、2016年7月に第1期生産ラインが稼働。同ラインでは主にフェライト粉を生産しており、月産量は750トン。なお同社は、CSCグループで出た廃棄物の酸化鉄を1キログラム約10元で調達して原料として使用。生産した製品を同300元で販売しており、循環型経済の最良の事例だと説明した。
第2ラインでは少なくとも日本の自動車、家電大手5社からの受注が見込めるとしており、第1、第2ライン合わせた年産額は7億元に達すると予測している。
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