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陽信銀、カーライルが増資引き受けか


ニュース 金融 作成日:2008年5月2日_記事番号:T00007168

陽信銀、カーライルが増資引き受けか


 陽信商業銀行の増資引き受けをめぐり、プライベート・ファンドのカーライル・グループとMBKパートナーズが土壇場で争いを繰り広げる中、外資系金融機関の間では、陽信銀が価格面と投資計画面でカーライルを有望視しているとの見方を強めている。2日付工商時報が伝えた。

 両プライベート・ファンドは既に陽信銀に対するデュー・ディリジェンス(事前評価手続き)を終えている。陽信銀は上場企業ではないため、客観的な株価基準に乏しいが、1株当たり16~20台湾元(約55~68.7円)での増資受け入れを提示するとみられている。

 カーライルは、既に出資している大衆銀を陽信銀と合併させることも視野に入れているとみられる。カーライルが直接子会社を設立して、陽信銀を買収した場合、外資による出資上限は25%となるが、大衆銀が増資を行った上で、株式交換による合併を進めれば、出資上限の制約を受けない。