ニュース 食品 作成日:2017年7月14日_記事番号:T00071681
保健食品の業界関係者が、台湾では国際的に導入されているGMP(適正製造規範)をやめ、台湾優良食品発展協会(TQF)認証を実施していることが、輸出の障壁となっていると指摘した。これでは2020年に1,184億米ドルに上る商機を逃してしまうと訴えた。14日付工商時報が報じた。
生展生物科技(シンジェン・バイオテック)の陳威仁董事長は、台湾でも従来GMP認証があったが、数年前の食品への可塑剤混入事件を受け、政府が民間組織に委託するTQF認証に切り替えたと説明。GMP認証がなければ世界に認められない上、関税、原材料の出処管理、食品衛生法の厳格化などを受け、台湾の保健食品の輸出がますます難しくなっていると指摘した。
陳董事長は、8月2日に台湾保健食品産業発展協会を設立し、将来は業界団体を立ち上げて発言権を強めると語った。
中国で3,600店を展開するスキンケア用品の麗豊(クリティナ・ホールディング)の陳碧華董事長は、台湾でスキンケア用品を生産して海外に輸出することを検討したが、GMP認証がないため断念したと語った。
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