ニュース 商業・サービス 作成日:2017年7月14日_記事番号:T00071682
百貨店大手、新光三越百貨は、台北南西店(台北市中山区)2号館について、来年5月に建物の賃貸期限を迎える際に契約を更新しないことを決めた。新光三越の撤退後は大手書店「誠品書店」などを展開する誠品集団(Eslite)の店舗が入居する。14日付工商時報が報じた。
新光三越は2008年、中堅百貨店として知られた衣蝶百貨(イデー)の事業権を獲得。新光三越・台北南西店の隣と向かい側に位置するイデー台北本館2棟は南西2号館、3号館として再出発し、その後大幅に業績を伸ばした。
ただ女性を主要ターゲットとする南西2号館は、近年のアパレル、靴の需要低迷に影響を受けている他、建物の老朽化が進み大規模なリフォームが必要とみられていた。しかし同ビルのオーナーと新光三越との間で進められていた当該エリアの都市再開発計画に関する協議が権利金をめぐる考えに相違があったことなどから不調に終り、賃貸契約の打ち切りを決めたと観測されている。
なお誠品集団は今年3月、南西2号館と連絡する地下書店街「中山地下書街」の運営権を取得しており、2号館への入居を見越した動きだったとみられる。
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