財政部はこのほど、モバイル決済などの電子的な支払手段で代金を支払い受け取った公的レシート「統一発票」について、番号くじの当せん金を銀行口座に直接入金する方針を明らかにした。９月25日に抽せんが行われる７～８月分の統一発票から適用する。14日付工商時報が伝えた。
対象となるのは、５万台湾元（約19万円）以下の当せん金。これに先立ち、財政部は昨年末、ペーパーレスの統一発票について、当せん金を指定口座に振り込むことを認める方向で関連規定を改正していた。５万元という上限を定めたのは、電子的支払い手段がマネーロンダリングに悪用されることを防ぐためだ。
財政部によると、電子的支払いサービスは専業５社と銀行20行が取り扱っている。「欧付宝（オーペイ）」など専業５社はいずれも直接入金サービスの開始に意欲を見せている。
