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劉暁波氏死去、蔡総統「中国は政治改革を」


ニュース 社会 作成日:2017年7月14日_記事番号:T00071694

劉暁波氏死去、蔡総統「中国は政治改革を」

 中国初のノーベル平和賞受賞者で、末期の肝臓がんで闘病していた作家、人権活動家の劉暁波氏(61)が13日、瀋陽市の病院で死去したことが中国政府によって発表された。蔡英文総統は「この人権の闘士に最高の敬意を示したい。また、中国大陸当局が政治改革を推進して人民に自由民主の天賦の権利を享受させ、両岸(中台)関係に新たな契機を切り開くことを期待する」との談話をフェイスブック(FB)上で発表した。14日付自由時報が報じた。

 蔡総統は劉氏が2009年に発表した『私に敵はいない──最後の陳述』の中で、「中国の政治的進歩が止まることはないと信じる。いかなる力も自由を求める人々の欲求を押しとどめることはできない。中国は最終的には人権を重んじる法治国家に生まれ変わる」と語っていたことを紹介しつつ、「これが彼のチャイナ・ドリーム(中国夢)だった。チャイナ・ドリームは武力による国威発揚であってはならず、劉氏の理想もそこに入れて考えるべきだ」と指摘した。

 蔡総統はその上で、チャイナ・ドリームが民主であるならば、台湾はその実現に向けて必要な協力を行いたいと中国当局に呼び掛けた。