ニュース 電子 作成日:2017年7月17日_記事番号:T00071696
市場観測によると、インテルは今年、アップルのスマートフォン次期機種「iPhone8」向けベースバンドチップで、ライバル、クアルコムの前に受注割合を拡大できなかったようだ。インテルは台湾積体電路製造(TSMC)に製品の生産を委託しており、受注割合を増やせなかったことは、TSMCが13日の業績説明会で市場予想を下回る第3四半期売上高見通しを示した要因の一つとみられている。15日付経済日報が報じた。
証券会社によると、iPhone向けベースバンドチップの受注割合は昨年、クアルコムが70%、インテルが30%だったが、今年はインテルが受注を増やし受注割合が半々になるとみられていた。
しかし、クアルコムがこのほど、同社の特許を侵害しているとしてアップルを米国際貿易委員会(ITC)に提訴したことを受け、アップルは今年クアルコムへの発注割合を70%に維持することを決めたもようだ。
TSMCは業績説明会で、第3四半期連結売上高は81億2,000万~82億2,000万米ドルとの見通しを示していた。同社の想定為替レート、1米ドル=30.3台湾元で計算すると、2,460億~2,490億台湾元(約9,100億~9,200億円)で前期比15~16.4%増と、市場予想の15~20%増よりも慎重な見方だ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722