ニュース 電子 作成日:2017年7月17日_記事番号:T00071697
ファウンドリー業界では例年の需要期に当たる下半期を迎え、8インチウエハー工場の需給バランスが逼迫(ひっぱく)している。最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に加え、聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS)も第3四半期に入り、8インチウエハー工場の生産ラインが満杯状態で、年末まで逼迫が続く見通しだ。17日付工商時報が報じた。
また、ファウンドリー8インチ工場の生産ラインは早くからIDM(垂直統合型の大手半導体メーカー)が確保に動いており、その他のIC設計業者は生産能力不足に直面。十分な生産能力を確保すべく、毎年慣例となっている下半期の値下げを取り消すとのファウンドリーからの要求を受け入れるだけでなく、価格上乗せも行っているという。このため業界では下半期、平均販売単価(ASP)の底打ちが見込まれる。
TSMCは第3四半期の業績見通しについて、前期比20%増収との市場予測は若干下回るとしたものの、8インチ工場はほぼフル稼働となっているとコメント。ただ、生産設備が調達できないこと、および同工場で生産する製品は今後、12インチ工場での生産に段階的に移行すると見込まれることから、生産能力の拡充は行わないとの考えを示した。
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