ニュース 電子 作成日:2017年7月17日_記事番号:T00071698
産業用コンピューター(IPC)の振樺電子(ポジフレックス・テクノロジー)は14日、同業の瑞傳科技(ポートウェル)を55億1,300万台湾元(約205億円)で買収すると発表した。10月に買収完了予定。ポートウェルを完全子会社とすることで、ポジフレックスは来年は売上高100億元を狙うことができ、研華科技(アドバンテック)、樺漢科技(エノコン)に次ぐIPC業界3位となる見通しだ。14日付経済日報が報じた。
ポジフレックスの陳総経理(左)。ポートウェル買収価格は1株=50元と、前日の終値1株=45元に11%のプレミアムを上乗せした(14日=中央社)
陳茂強総経理は、両社の技術を効果的に統合し、競争力を高めることで、営業規模を拡大すると述べた。POSシステム(販売時点情報管理)市場の成長が鈍化しており、同社は今後3~5年後を見据え、業務範囲の拡大が必要と指摘。商機160億米ドルが見込めるO2O(オンライン・トゥー・オフライン)IoT(モノのインターネット)市場をターゲットにすると述べた。
ポートウェルは1993年設立。資本金は10億6,000万元。昨年売上高は55億2,500万元で、純利益は2億8,200万元だった。主要製品は軍用、産業用、ロボット、ロボットアーム、カジノ向けなどで、ポジフレックスにとって業務範囲の強化となる。
ポジフレックスは昨年O2Oセルフサービス大手、米国キオスク・インフォメーション・システムズ(KIOSK)を買収しており、今年上半期の連結売上高は23億2,700万元と前年同期比50.9%増えた。
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