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中台間の送金、バンカメも中国語表記の取扱中止


ニュース 金融 作成日:2017年7月17日_記事番号:T00071708

中台間の送金、バンカメも中国語表記の取扱中止

 バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)台北支店は4日、中台間での送金について、中国語表記による送金の取り扱いを9月から中止すると銀行各行に通告した。これに先立ち、ドイツ銀行も昨年5月から同様の措置を取っている。17日付経済日報が伝えた。

 市中銀行関係者によると、バンカメ側はマネーロンダリング防止作業のコストやリスクを削減することを今回の措置の理由として挙げている。外資系銀行ではスタンダードチャータード銀行、ウェルズ・ファーゴなど一部の銀行が中国語表記による中台間の送金を取り扱っているが、今後同様の措置を取る銀行が増える可能性がある。

 外資系銀行は台湾の市中銀行から委託を受け、中国語表記による送金を英文に変換した上で、国際銀行間通信協会(SWIFT)の送金システムで処理している。市中銀行はコスト問題や作業上のミスを恐れ、中国語表記の送金を外資系銀行に「丸投げ」するのが慣行となっており、外資系銀行に同様の動きが広がれば、中国語表記による送金が近い将来できなくなることもあり得る。