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作成日：2008年5月2日_記事番号：T00007171
景美の漢神百貨ビル、富順が7.2億元で買収
昨年末経営不振で営業を停止し、買い手を探していた漢神百貨景美店（台北市文山区）は、４月に台湾南部のハイテク業者、富順公司が７億2,600万台湾元（約24億8,700万元）で買収していたことが分かった。２日付経済日報が報じた。
富順はハイテクと建築業をバックグラウンドとする企業で、もともと同百貨店ビルの債権者だった。２階以上が１坪20万元余りという買収価格は、周辺の商用不動産の相場からみて妥当な価格となっている。
富順がテナント募集を委託する欣元商仲の焦文華総経理は、同ビルでは屋上に美容スパ、地下２階にスーパー、飲食店、地下１階には書店、リビング雑貨、１階に喫茶店、パン屋を配し近くの量販店と差別化を図ると語った。景美エリアにある世新大学の学生や、一般家庭を中心とした消費人口をターゲットとする。
焦総経理によると、同エリアは都市交通システム（ＭＲＴ）景美駅からも近く、周辺のファストフード店、電気店などの業績を見ても優れた地の利を備えているという。
