ニュース 政治 作成日:2017年7月17日_記事番号:T00071713
蔡英文総統は15日、1987年7月の戒厳令解除から30周年を迎えたことについて、フェイスブック(FB)上で政党間の対立解消を呼び掛けた。16日付聯合報が伝えた。 蔡総統は「いつかは台湾の全ての政党が台湾アイデンティティーの立場に立ち、国家の未来を考えるようになり、青(国民党を中心とする中華民国護持勢力)と緑(民進党を中心とする台湾本土派)の泥沼の対立を終結させたい」と述べた。
蔡総統は30年前の戒厳令解除を「台湾が38年間にわたる国民党の戒厳統治を脱し、自由と民主へ重要な一歩を踏み出した」とした上で、「一部の人は長年、台湾民主化は蒋経国元総統の功績だと考えてきたが、その目を台湾人民に向けるべきだと思う」と述べた。
一方、戒厳令解除当時の蒋経国元総統の側近からは異論も聞かれた。 中国時報によると、馬英九前総統は「台湾は戒厳令が解除されたといっても、現在の推移からみて、多くのことが心配される。皆が朝な夕なに独裁体制を批判するが、政権を取った後に誘惑から逃れられるかどかは大きな疑問だ」と民進党政権を皮肉った。
馬前総統は15日、戒厳令解除30周年のフォーラムのあいさつで、蒋経国元総統の通訳として7年間、重大な歴史的事件を目にしてきたと述べた(15日=中央社)
親民党の宋楚瑜主席は「蒋経国元総統は晩年健康を害していたにもかかわらず、毅然として政治改革を推進した」と評価し、「蒋経国元総統がもし政治改革から着手しなかったとすれば、台湾は戦略的価値の上で発展を続ける能力を備えることは難しかった」と指摘した。
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