ニュース 社会 作成日:2017年7月17日_記事番号:T00071717
長年香港で中国共産党体制を批判する書籍を出版、販売し、昨年の店長拉致騒動を経て閉鎖に追い込まれた「銅鑼湾書店」が来年上半期にも台北で再オープンする運びとなった。17日付自由時報が伝えた。
創業者で一時中国本土に連れ去られて拘束を受けていた林栄基氏は同紙の取材に対し、「(台北での再オープンは)象徴的意義がある。過去の銅鑼湾書店と同様、中国の強権に対する反抗の象徴だ」と述べた。林氏は来月にも訪台し、台湾の独立系書店市場を視察する。
林氏によると、台湾では独立系書店の経営が厳しく、廃業も相次いでおり、関係者の間では「現在は時期的に最適とは言えない」との意見もあったという。
林氏自身も今年2月の国際見本市「台北国際書展(TiBE)」で訪台した際には、台湾での書店開設を否定していた。しかし、その後、支持基盤である香港民主派からの説得を受け、「まだ何かができる」と感じ、書店再開の方針を固めた。
林氏は台北市中心部への出店を計画している。林氏は「面積は香港よりやや広げるが、扱う書籍は香港とほぼ同じになる。中国人観光客を主なターゲットにし、彼らが『禁書』を見たり持ち帰ったりできるようにしたい」と話した。
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