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固定資本投資、GDP比低迷に警戒感【表】


ニュース その他分野 作成日:2017年7月18日_記事番号:T00071741

固定資本投資、GDP比低迷に警戒感【表】

 経済部統計処の17日発表によると、2016年の固定資本投資額は3兆5,834億台湾元(約13兆3,000億円)で前年比2.5%増となった。ただGDP(域内総生産)に占める比率は20.9%と前年の20.8%から0.1ポイント上昇したものの、10年以降は低下傾向にある。経済部統計処の王淑娟副処長は、経済発展を促す重要な要素となる固定資本投資の対GDP比低下について「台湾において域内投資が活発となっておらず、良い傾向とは言えない」と指摘した。18日付経済日報が報じた。

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 また固定資本投資額のうち、公的固定資本投資の16年GDP比は3.7%と7年連続の低下となった。民間固定資本投資も昨年は17.3%で前年比0.2ポイントの上昇となったものの、いずれも理想的とは言えない状況だ。

 こうした中、王淑娟副処長は、政府が進める大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」は固定資本投資のGDP比上昇に即効性があり、民間投資を促すなど大きな効果が期待できるとの見方を示した。