ニュース 電子 作成日:2017年7月19日_記事番号:T00071754
市場調査会社IHSマークイットによると、車載用パネルの第1四半期市場シェアは、鴻海精密工業傘下のシャープを含め、台湾メーカー4社で計44.9%と、世界最大だった。19日付工商時報が報じた。
台湾メーカー4社のシェアは、▽群創光電(イノラックス)、13.5%(2位)▽友達光電(AUO)、12%(3位)▽シャープ、12%(4位)▽中華映管(CPT)、7.4%(7位)──だった。
首位は、ジャパンディスプレイ(JDI)でシェア19.1%だった。韓国のLGディスプレイ(LGD)はシェア11.6%で5位。中国の天馬微電子はシェア7.5%(6位)、信利光電(TRULY)は6.1%(8位)だった。台湾メーカーは早期に車載用パネルに参入したため先行メリットがあるものの、韓国や中国メーカーが追い上げている。
AUOとLGDは、センターインフォメーションディスプレイ(CID)の出荷が多く、平均サイズは7~8インチだ。ただ、CIDは今年の新車の搭載率が60%を超えた上、中国メーカーの参入が進んでいるため、価格競争が激化している。このため、AUO、LGD、シャープは、IPSパネル採用やタッチ機能の搭載でCID単価の引き上げを図る一方、メーターパネルなど他の製品も強化している。
IHSマークイットの呉宥緗アナリストは、メーターパネルは高い品質や信頼性を求められるため、日本メーカーが強いと指摘した。JDIは3.5、4.2インチのメーターパネルが中心だが、高級車のメーターパネルの全面液晶表示が増えるにつれ、10インチと12.3インチのメーターパネル出荷が急成長している。
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