ニュース 電子 作成日:2017年7月20日_記事番号:T00071781
韓国メディアの「ザ・インベスター」によると、サムスン電子はアップルの次世代プロセッサー「A12」の受注の一部を台湾積体電路製造(TSMC)から奪回し、7ナノメートル製造プロセスで来年生産を開始するもようだ。20日付経済日報などが報じた。
報道によると、サムスンは最近、最先端の極端紫外線(EUV)露光装置を購入。同装置のテスト完了後、アップルの同意を経て生産を開始するという。
消息筋によると、サムスンの権五鉉(クォン・オヒョン)副会長が先月アップル本社を訪問しており、サムスンが次世代スマートフォン「iPhone8」向けに有機EL(OLED)パネルを独占供給している立場を利用して、「A12」をサムスンにも発注するようアップルを説得したとみられる。
一方でサプライチェーン関係者は、サムスンが受注したのはアップルのタブレット端末「iPad」9.7インチ製品向けプロセッサー「A9」であり、「A12」はTSMCが7ナノで独占生産するとの見方を示した。
サプライチェーン関係者は、TSMCは7ナノの性能がサムスンの7ナノを上回っているほか、統合ファンアウト型ウエハーレベルパッケージ(InFO-WLP)技術の優位性が決め手となり、「A12」を独占受注する可能性が非常に高いと述べた。
証券会社もTSMCが「A12」を独占受注するとの見方で、仮にアップルが発注を分散するとしても発注先はサムスンでなくインテルになると指摘した。
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