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STマイクロが受注凍結か、台湾MCUメーカーに転注も


ニュース 電子 作成日:2017年7月20日_記事番号:T00071783

STマイクロが受注凍結か、台湾MCUメーカーに転注も

 マイクロコントローラ(MCU)世界5位内のSTマイクロエレクトロニクスが顧客に対し、7月末から今年末までMCUの受注を凍結すると通達したとの観測が出ている。事実とすれば、MCUメーカーの盛群半導体(ホルテック・セミコンダクター)、新唐科技(ヌボトン・テクノロジー)などに発注先が切り替えられ、聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)など受託メーカーも恩恵を受ける可能性がある。20日付経済日報が報じた。

 STマイクロ製品の販売業者によると、STマイクロはMCU市場でシェア拡大が続く中、モノのインターネット(IoT)、小型無人機(ドローン)向け需要も増加しており、年末までフル稼働となる見込みから、受注の凍結を決めたとみられる。

 また業界では、STマイクロがMOSFETの受注も凍結する可能性があると伝えられている。

 指紋認証センサー需要などを受けてファウンドリーの8インチウエハー工場の生産能力不足が生じており、MOSFETは生産量が低下し、供給不足が続いている。