ニュース 電子 作成日:2017年7月20日_記事番号:T00071785
ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)と聯想集団(レノボ)の合弁会社、聯宝(合肥)電子科技(LCFC)は2011年末の設立以来、累積赤字から脱却できていない。証券会社は、コンパルは今年10月にLCFCの保有株式49%を売却する権利が発生するので、合弁を解消する可能性があると指摘した。20日付蘋果日報が報じた。
コンパルとレノボは11年末に3億米ドルを出資してLCFCを設立した際、コンパルは17年10月以降、レノボは19年10月以降に保有株式の売却が認められる内容が契約にも盛り込まれた。
これまでコンパルはLCFC株の売却についてコメントを控えてきたが、陳瑞聡総経理が今年年初に「機が熟したら」と、年内売却を匂わせていた。
証券会社は、コンパルがLCFC株を売却する場合に備えて、レノボは2億1,200万米ドルしか準備金を計上していないと指摘した。この額ではコンパルの投資収益はわずか19億台湾元(約70億円)となるため、今後両社の間で売買額をめぐって攻防戦が繰り広げられるとみられる。
なお、LCFCは今年第1四半期の損失が1億1,500万元、累積損失は1億7,000万元となった。
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