ニュース 電子 作成日:2017年7月20日_記事番号:T00071786
積層セラミックコンデンサ(MLCC)の供給不足で値上げが続く中、中国の受動部品最大手、広東風華高新科技が来年約100億台湾元(約370億円)を投資して、MLCCの月産能力を200億個へと現在の2倍に引き上げるとの市場観測が浮上している。事実となれば月産能力360億個の国巨(ヤゲオ)、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)との差が一気に縮まることとなり、両社を含む台湾の受動部品メーカーが警戒感を強めている。20日付経済日報が報じた。
MLCCは携帯電話、ゲーム用ノートパソコンなど消費者向け製品への搭載数が増えた一方、MLCCメーカー各社がここ数年、生産拡大に慎重な姿勢を維持してきたため、今年から深刻な供給不足となり、少なくとも年末まで品不足が続くと予想されている。
業界関係者によると、MLCCの供給不足を受け日本、韓国のサプライヤーが第3四半期に売れ筋の製品でさらに5~8%値上げし、ヤゲオとウォルシンも追随して15~30%値上げするとみられる。
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