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大同の経営権争い、委任状争奪断念で終息へ


ニュース 家電 作成日:2008年5月2日_記事番号:T00007179

大同の経営権争い、委任状争奪断念で終息へ

 
 大同公司で林蔚山董事長派と中華映管の林鎮弘前董事長(林蔚山董事長の弟)派が経営権を争っていた問題で、林鎮弘派は株主総会の委任状の争奪戦を断念する方針を示し、林蔚山派が経営権を維持する見通しとなった。2日付工商時報が伝えた。

 林鎮弘前董事長は先週の段階で委任状集めは行わないことを表明。前董事長を支持していた中華開発の胡定吾元総経理や晶磊半導体の関恒君董事長も続々と会社側支持に回った。外資株主も会社側支持に傾いており、6月11日の定時株主総会では、林蔚山董事長派が問題なく経営権を維持できる見通しとなった。

 林蔚山董事長は先週、同紙の取材に応じ、「市場派(林鎮弘派)の力は大同の経営権を揺るがすには足りない」と指摘していた。大同公司は「市場派が会社側支持に回り、会社の正常な経営が守られることを歓迎している」とコメントした。