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誠品生活、呉旻潔氏が董事長就任


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年7月20日_記事番号:T00071793

誠品生活、呉旻潔氏が董事長就任

 誠品生活(エスライト・スペクトラム)は、創業者、呉清友董事長の急死を受けて、19日の臨時董事会で呉清友氏の長女、呉旻潔副董事長の董事長昇格を決定した。呉旻潔は2004年に誠品グループに入社。総経理の特別秘書から副総経理、副董事長と後継者としての研さんを積んでおり、今後のグループの経営課題への対応手腕が注目される。20日付経済日報が報じた。

/date/2017/07/20/11eslite_2.jpg誠品生活新董事長の呉旻潔氏。健康に問題のあった父に代わり、最近2年は旻潔氏が実質的にグループを切り盛りしていたという(19日=中央社)

 誠品グループは今年、台北都市交通システム(MRT)中山駅の地下書店街の「誠品R79」や生活雑貨ブランド「EXPO誠品生活文創平台(エスライト・プラットフォーム・オリジナル)」高雄店をオープンしたが、次の大型店は新北市新店区で計画している「誠品裕隆」まで3~4年を待たねばならず、台湾市場での展開ではいかに新たな局面をもたらすのかが問われる。

 また、同グループは日本や東南アジアへの進出も視野に入れているが、現地パートナーの選出が課題となりそうだ。

 中国では同国最高層ビルの上海中心(上海タワー)に新店舗を計画している。しかし、オープンが当初計画の2015年からずれ込んでおり、中国側の拒否に遭ったとの観測も伝えられた。これについて誠品グループはノーコメントとしている。