ニュース 社会 作成日:2017年7月20日_記事番号:T00071802
嘉義県の故宮博物院南部院区(故宮南院)で18日、大阪市立東洋陶磁美術館から借り受けて伊万里焼の特別展に出展していた古伊万里焼の皿、「青花柳葉鳥紋盤」(直径37センチメートル、高さ7.9センチ)が皿立てから滑り落ち、3つに断裂した状態で見つかった事故は、人為的な要因ではなく、経年劣化による自然現象とみられることが分かった。20日付蘋果日報などが報じた。
林正儀・故宮博物院院長(左)は、今回のアクシデントは双方の友好関係に影響を及ぼさないと、ほっとした表情で語った。右は東洋陶磁美術館の小林仁氏(19日=中央社)
東洋陶磁美術館の主任学芸員で今回の特別展を計画した小林仁氏が19日、急きょ故宮南院を訪れて調べた結果、陶磁器の素材の粘土の構造がもともと弱い上、長い年月を経たため断裂したとの判断を下した。修復は簡単で、今後2~3カ月かけて故宮南院で行う。
「青花柳葉鳥紋盤」は江戸時代前期の1660~70年ごろの製造で、骨董的価値が高い。今回の問題では、与党民進党の立法委員からは、故宮南院の管理体制に問題があったのではないかと疑う指摘も出ていたが、同院は潔白が晴れた格好だ。
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