ニュース 電子 作成日:2017年7月21日_記事番号:T00071806
仮想通貨の採掘(マイニング)人気を受け、マザーボード大手の技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)は6月のビデオカード出荷量が45万枚と2006年9月以来の最高を記録した。華碩電脳(ASUS)も6月のビデオカード出荷量が同月の過去最高、売上高は単月の過去最高を記録した。微星科技(MSI)も6月出荷量が50万枚以上に達し、過去最高を更新したと観測されている。3社ともビデオカードの売上高がマザーボードを上回っているようだ。21日付蘋果日報などが報じた。
ギガバイトの第2四半期ビデオカード出荷量は100万枚と前期の90万枚から11%増加した。一方、マザーボード出荷は310万枚と、前期の350万~360万枚より減少した。
MSIはビデオカード出荷がけん引して、第2四半期売上高は前期比5.3%減、前年同期比2.9%増の232億5,000万台湾元(約860億円)と従来予想を上回った。
ただ、ビットコインの相場は6月に2,800米ドルを突破し過去最高値を付けたが、その後1カ月足らずで2,200米ドルへ2割以上下落したことを受け、多くのビデオカードが中古市場に転売され、新品の販売量、価格のいずれも低下している。
ギガバイトは、ビデオカードの販売が鈍化しており、第3四半期の出荷量は前期比10~20%減少し、同期売上高は前年割れになると予想した。
このほか、MSIや華擎科技(アスロック)も、第3四半期のビデオカード出荷が減少するとみているようだ。
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