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鴻海とアップル、太陽光発電の提携強化か


ニュース 公益 作成日:2017年7月21日_記事番号:T00071823

鴻海とアップル、太陽光発電の提携強化か

 鴻海精密工業は20日、中国子会社の鴻富錦精密電子(鄭州)が、太陽光発電事業を手掛ける河南省の富陽新能源科技(南陽)に7億2,000万人民元(約120億円)を追加出資し、持ち株比率を82.75%に引き上げると発表した。鴻海は長期投資の一環と説明したが、市場関係者は、中国の太陽光発電事業でアップルとの提携を拡大するための動きとみている。21日付経済日報が報じた。

 アップルは2015年10月、鴻海と河南省から太陽光発電所を建設すると発表した。2018年までに出力400メガワット(MW)を計画しており、これはiPhoneを生産する鴻海の鄭州工場の使用電力に相当する。アップルは生産拠点の使用電力を再生可能エネルギーで賄う目標を推進している。

 鴻海は同年12月に富陽新能源の設立を発表した。市場ではアップルと中国で太陽光発電所を建設する計画の、実行への第一歩と受け止められていた。