華碩電脳（ＡＳＵＳ）から分社し受託製造業を担当する和碩聯合科技（ペガトロン）が、ウインドウズの家庭用ゲーム機Xbox 360のブルーレイディスク（ＢＤ）ドライブ搭載新型機を受注し、第３四半期から出荷するとの観測が出ている。２日付経済日報が報じた。
もともとＨＤ ＤＶＤを支持してきたウインドウズは、東芝のＨＤ ＤＶＤ事業撤退を受け、既に世界２位の光ディスクドライブメーカーである建興電子科技（ライトンＩＴ）に、Xbox 360向けＢＤドライブ開発を委託したとの観測が出ていた。さらに今回同製品の組み立てを、激しい獲得競争の末に和碩が獲得したとみられる。
これまで和碩、鴻海精密工業、シンガポールのフレクストロニクスは、デスクトップ型パソコンにおける世界３大受託メーカーとして激しい競争を繰り広げてきた。業界関係者によると、今回の和碩によるXbox 360受注により、３社はゲーム機などコンシューマ向け電子製品の分野でも争いを激化させることになる。
