ニュース 電子 作成日:2017年7月24日_記事番号:T00071832
業界観測筋によると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)では最近、先進パッケージング・テスティング(封止・検査)技術、CoWoS(Chip on Wafer on Substrate)がエヌビディアとグーグルからの人工知能(AI)用チップの受注でフル稼働状態となっている。これを受け、同社は桃園市の龍潭封止・検査第3工場を拡張し、CoWoS生産ラインを増設する計画だ。観測が事実であれば、同社初のCoWoS生産拡大となる。観測についてTSMCは、顧客に需要があれば増産するとコメントした。24日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、エヌビディアは次世代GPU(グラフィックスプロセッサー)「Volta」をTSMCの12ナノメートル製造プロセスで、グーグルはプロセッサー「TPU2」をTSMCの16ナノプロセスで生産しており、両社が最近、TSMCのCoWoSの生産能力を奪い合った結果、CoWoSはフル稼働状態になったという。
TSMCのCoWoSはこれまでザイリンクスが採用していたが、顧客の多くはコストが高過ぎるとして採用を見送っていた。半導体市場でAI向け需要が高まり、ようやくCoWoSが注目され始めた格好だ。
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